キョンが体調を崩したようです
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独り言に書いていたやつ。もっと加筆しようと思ったけど無理でしたw
それよりタイトル思いつかねえええええ!

 頭が割れるように痛いついでに飯も食えないほど胃が痛いってのに熱がないという理由だけで母親に家から放り出された。当然北高までの道をいつものペースで行けるわけもなく、俺が学校にたどり着いた頃には1限が終わろうとしていたのだった。
「何遅刻してんのよ!」
 席に着くやいなやそう声をかけてくるハルヒに返事をする気力もなく、俺は机に突っ伏した。くそ、こんなに具合が悪いなら親が何と言おうと家で寝てりゃ良かったんだ。
「ちょっと、どうしたのよ」
 返事もせずに机と同化している俺になおも話しかけてくるが、悪い、本気で話すのもしんどいんだ、察してくれ。
「まさか病気なのに無理して来たんじゃないでしょうね」
 熱がないから病気なのかどうかわからんが、無理してきたのは間違いない。俺の母親は鬼か。
 このまま返事をしないと色々面倒ごとが起きるような気がしたので、俺は気力を振り絞って身体を起こすと、ハルヒの方を向いた。
「なんか調子悪くてな。熱はないんだが……」
 俺が最後まで言うのを待たずに、ハルヒはがたん、と席を立った。
「あんたなんて顔してんのよ! 具合が悪いっていうのにのこのこ学校に来たって周りが迷惑なんだからね! さっさと保健室に行く!」
 普段から周りに迷惑を撒き散らしまくっているハルヒに言われたくもないが、抵抗する気力なんかどこにもなく、そのまま保健室へと引きずられて行く俺であった。

 今日何しに学校に来たんだろうな。

 保健室で少しうとうとすると、ずいぶん気分も良くなった気がする。何か気配を感じてうっすらと目を開けた視界のほとんどを、ハルヒの顔が占めていた。
「う、あ、め、目が覚めた?」
 なにをどもってるんだ。というか、なにを焦っているんだ。
「ああ……お前、ずっとここにいたのか?」
「悪い?」
「悪くはないが……今何時だ」
「もうすぐ昼休みよ。結局午前中の授業は出られなかったじゃないの」
 俺のせいかよ。まあ、体調を崩したのは俺だが頼んだわけじゃない。とは言え、わざわざついてくれていたこと自体には感謝してもいい。養護教諭はどこに行ったんだろうな。
「もう大丈夫?」
「ああ、ずいぶん良くなったな」
 朝の不調はすっかり消えて、今なら弁当2人前食えそうな勢いだ。胃が痛いおかげで朝飯も食ってなかったからな。
「そう、良かったわね。じゃ、あたしは行くから」
 ハルヒは素っ気なく言うと、ぷいっと後ろを向いて、俺を見ずにさっさと出て行ってしまった。やれやれ。

 目を覚ます直前に唇に何か触れるのを感じたのは……気のせいだよな? とは聞けない俺であった。


  おしまい。