覚悟しろよ?
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充電充電不足覚悟しろよ?過充電ショート

「キョン~、お前教室で何やってんだよ!」
「意外にやるなあ、キョン」
 HRが終わった後の短い休み時間に、谷口と国木田が話しかけてきた。
「お前、さんざん『そんなんじゃない』って否定してた癖によぉ」
「もういい加減それが嫌だったんだよ」
 今ではもう毎日のように谷口にハルヒのことを冷やかされるし、それどころか他のクラスメイトにも色々言われるようになっている。みんな怖いのか、ハルヒには何も言わないんだが。
「涼宮さんはみんな気付いてるって思ってなかったみたいだね」
 まったく、普段は勘がいいくせに妙なところで鈍いんだよ、アイツは。
「もう俺だけ冷やかされるのは割に合わん」

 そんな会話をしつつ、短い休み時間は終わった。
 ハルヒはまだ帰ってこない。サボる気だな。
 ダラダラと1時間目の授業を終え、俺は部室に向かった。どうせハルヒはそこにいるだろう。


「やっぱりここにいたか」
 ハルヒは長机に突っ伏していた。
「授業はどうするんだ?」
 このままサボる気かよ。まあ、お前の成績だったら少々サボっても大丈夫だろうが。
「………どんな顔して教室に行けって言うのよ……」
 今更だ。毎回「充電」の後、クラスの連中がどんな顔してたのか気付いてないのかよ。
「何であんたはそんな余裕なのよ!」
 ハルヒは顔を上げると俺を睨んで来た。
「単なる慣れだ」
 毎日冷やかされてりゃ嫌でも慣れる。照れよりウンザリする気分の方が大きいぜ。それに、SOS団にいると少々の事では動じなくなってくるんだよ。いろんな意味で。慣れるのも早くなるってもんだ。怪我の功名? ちょっと違うか。

「で、いつまでここにいる気だ?」
 もうすぐ休み時間も終わる。ハルヒはいいが、俺はサボりの分減点されるとやばい。何も答えないハルヒに、俺は更に言った。
「俺は戻るからな」
「……ダメ」
「ダメって、おい」
 俺の制服を掴んで引き留めやがった。だからサボるとやばいんだよ、俺は。
「あたしを公衆の面前で辱めたんだから、罰よ」
 そういう誤解を受けるような言葉遣いをするな。それに、さっきも言ったが今更だろうが。
 だいたい、2人で授業サボったりしたら、今までの比にならないくらい冷やかされるだろ。

 そうは言ってみたが、俺はすでに戻る気が失くなっている。だってな、毎度の充電不足を補ういい機会だろ?

 俺は身をかがめて、軽くハルヒに口づけた。赤くなっているハルヒを抱き寄せて耳元で囁いてやる。


「俺はいつも物足りなかったんだからな。覚悟しろよ?」


































 俺のセリフでこの後エロい展開を想像した奴、前へ出ろ。