過充電
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充電充電不足覚悟しろよ?過充電ショート

「俺はいつも物足りなかったんだからな。覚悟しろよ?」

 キョンはあたしにキスをして、抱き寄せてそう言ったかと思うといきなり抱き上げた。
 ちょっと、キョンの癖になにやってんのよ!! 焦るあたしを構わずそのまま長机に座らせると、また唇を塞がれた。

「……んんっ…」
 思わず声をもらしたあたしの唇を舌が割って、口腔に入ってくる。どうしていいかわからなくて固まっているあたしの舌を絡め取って、強く唇を吸われて……。頭の奥がジンとして何も考えられなくなってきた……。

 って、ダメよ! 何流されてるのよあたしってば!!
「ちょっと、キョン!! な、何してんのよ!!」
 思わず腕を突っ張ってキョンを引きはがすと、キョンは……ニヤリと笑った。
「引き留めたのはハルヒだ。覚悟しろって言っただろ?」
 ああ、もう何なのよ! こんなのあたしの知ってるキョンじゃないわよ! キョンに主導権握られるなんてあり得ないわよ!
「あ、あんた何する気なのよ、エロキョン!」
 ちょっとこの状況はやばくない? あたしはまだそういう関係になるのは……嫌じゃないけど、まだ早いっていうか、とにかくそういう気はないの!!
「エロってなぁ……ハルヒ、俺はそんなに信用できないか?」
「えっ?」
「俺はそういうことを無理強いするつもりは一切ないぞ」
 そりゃ、キョンはあたしが拒否したことを無理矢理するなんて出来ないでしょうね。
「……今の状況で信用しろって言われても無理よ」
 本当は信用してるけど。簡単には言ってあげないわよ。
 ま、確かに今のはちょっと強引だったけどな、とキョンは笑ってまたキスをしてきた。
 でも、このキス自体があたしにとっては結構やらしい。ただ必死にキョンの舌に答えながら、ボーッとする頭でもう好きにしてくれていい何て考えてしまうくらいには。

 ヤバイわ。癖になる。


 結局、あたしたちは2限の授業時間中ずっと、思い出すのも恥ずかしいけような時間を過ごした。
 言っておくけど、キョンが自分で言ったとおりキスまでしかしなかったからね!
 キョンがこんなに積極的な奴なんて知らなかったけど……それも悪くはないわね。


 でも、その先のことはまだ許してあげないからね、キョン!