姉入り
ミニSS・小ネタ | 編集

ハルヒスレで書いたSSと言うよりは小ネタ。

【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その77より
406 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2008/01/20(日) 07:08:29 ID:4v2Cgimg
5分レスなかったらキョンの朝食はハルヒ 作

というレスを見て、実際に5分レスがなかったので書いてみた。

タイトルについては、
444 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2008/01/20(日) 19:45:23 ID:f2YS9HKF
&lgt;>443
「涼宮ハルヒの朝食」
「涼宮ハルヒの朝餐」
「涼宮ハルヒの姉入り」

作者じゃないがこんなのが浮かんできた。参考にならんな。すまん。

という中から選んだ形になっとります。
406氏、444氏ありがとう。

 日曜の朝。
 毎日をSOS団の活動に費やしている俺の、唯一の安息日である。この日ばかりはハルヒから解放されるはずの俺は、階下の話し声で目が覚めた。
 今日は早朝から両親が親戚の用事で出かけているはずで、家には俺と妹しかいないはずだ。妹が友達でも連れてきたのか……なんて考えていた俺が甘かった。

「な、何やってんだ!?」
 階下に降りた俺の目に入ったのは、何故かうちの台所にエプロン姿で立っているハルヒと、嬉しそうにハルヒを手伝う妹であった。
「あんた起きるの遅いわよ!」
「キョンくんおはよー!」
 俺の質問は無視かよ。せめてお前は答えてくれ、妹よ。
「だから、お前は人の家で何やってるんだ」
 再び質問した俺に、ハルヒはようやく答えた。
「あんたの携帯、電源入ってないでしょ! 電話したのに繋がらないから、家の方に電話したら妹ちゃんが出たのよ」
 そう言って妹に視線を移して微笑みかける。妹も「ねー!」などと相づちをうっている。仲いいな、お前ら。
「ご両親が留守で、あんたが朝食まかされてるのに起きてこないっていうじゃない!」
 そういやそうだった。
「あんた、休みの日だからって弛んでるわよ! 妹ちゃんがお腹空かせてるのにいつまでも寝てるなんて許し難い行為だわ!」
 日曜のことまでお前に指図されたくはない。とはいえ、妹の朝食を親から頼まれていたのも事実で、多少の罪悪感は感じる。
「仕方ないから、あたしが作りに来てあげたってわけ!」
 胸を張って言うハルヒに俺は反論出来ない。
 日曜は起こしに来るなと言う約束を律儀に守って腹を空かせていた妹のためにわざわざ来てくれたわけで、全面的に俺が悪い。ここは素直に礼を言うことにするか。
「いや、わざわざ悪いな。ありがとう」
 俺がそう言うと、ハルヒは視線をそらした。
「べ、別にあんたのためにやってるわけじゃないんだからね! 妹ちゃんが可哀相だから来てあげただけなんだから!」
 ああ、分かってるよ。

 ハルヒの作った朝食はやたら豪勢で、とても旨かった。

「美味しかったー! ハルにゃんがお姉ちゃんだったら毎日食べられるのになー」
「そ、そう? 何だったらなってあげてもいいわよ」
「ほんとー? やったー!」
「おいおい、うちは養女は募集してないはずだぞ。お前が俺の姉か妹なんて勘弁してくれ」
「そんなんじゃないわよ、バカ!!」
 じゃあどういう意味なんだよ。何でお前は赤くなってんだよ。


 翌日、この話を何気なくしたら古泉に呆れられ、朝比奈さんに涙目で叱られた。


  おしまい。